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映画「心が叫びたがってるんだ。」(アニメ版)を観た感想や歌の元ネタ解説!

こんばんは、いちあきです。

本日から「心が叫びたがってるんだ。」の実写版が上映開始されるということで、アニメ版を観返しましたので、あらためて感想と歌の元ネタを解説していきます。

ちなみに来週土曜日(7/29)にはアニメ版ここさけが地上波初登場しますよ!

ネタバレを含みますが予習としてご活用ください。

目次

あらすじ

幼い頃、何気なく発した言葉によって、
家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。

そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。
高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。

引用:ストーリー | アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』

 心に何かを抱えた少年少女4人を中心とした青春群像劇です。

一言で王道の物語ですね。

「あの花」メインスタッフ(超平和バスターズ)が再集結して制作、舞台は再び秩父

監督は「長井龍雪」さんで、脚本は「岡田麿里」さん。もちろんどちらも「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」から続投です。

ちなみに「岡田麿里」さんは出身が埼玉県秩父出身です。やっぱり故郷に思い入れがあるからこそ素晴らしい映像や風景を組み込むことができるのかもしれませんね。

映像を観ていると、流れる風や音がまるでその場所にいるかのように感じられます。これはただのイメージで描かれると伝わらないのではないでしょうか。

だからこそ、聖地巡礼が流行ったのかもしれませんね。

玉子はファンタジー要素のアイデアの名残

「あの花」終了あたりに同じメンバーで劇場作品をやるというのが決まっていたそうです。そこから飲みの場で「高校生」「ミュージカル」と意見が出たみたいですね。

こんな大きな作品でも最初はそういう「ちょっとした場」でのお話なんですね。

ただ、その前にはもっとファンタジー色の強い作品にしようという話もあったようで、玉子はその名残があるようです。

それはそれとして、やっぱり「高校生」「青春群像劇」というのはやはり「あの花」スタッフなんだなーと少しうれしく思いました。

「あの花」の話になりますが、各キャラがめちゃくちゃ立っていて、誰一人欠けても物語が成り立たないという作品でした。超平和バスターズ全員がいたからこそ、「あの花」という物語ができたと思っています。

この「ここさけ」でも同じように「成瀬 順」を初め、「坂上 拓実」「仁藤 菜月」「田崎 大樹」の4人がいて初めて成り立つ物語だったと思います。

このあたりはやっぱり同じ監督、脚本だなーと感じさせられました。

ミュージカルの演出が素晴らしい

「ここさけ」といえばミュージカルですよね。

僕は普段ミュージカルを観ることはあまりないのですが、作中で「何かを伝えるのに歌がある」という言葉に共感しました。

ミュージカル演出として使われたので中心的なのは以下の3曲です。

  • 「Around the world」(たーまーごにささーげよー)
  • 「悲愴」(ミュージカル最後の成瀬順パート)
  • 「Over The Rainbow」(ミュージカル最後の仁藤菜月パート)

せっかくなので動画で聞いてみてください。

1956年の「80日間世界一周」というアメリカ映画の主題歌です。

至る所で聞くほど有名な楽曲ですね。

悲愴は正式には「ピアノソナタ第8番ハ短調 作品13『大ソナタ悲愴』」と呼ぶそうです。かのベートーヴェンが1798年から1799年にかけて作曲されたようです。

こちらも有名ですね。特に日本の映画の悲愴なシーンでよく流れますね(笑)

1939年のミュージカル映画「オズの魔法使い」にて作曲された楽曲です。

邦題は「虹の彼方に」で、同じ年のアカデミー賞を受賞しています。

これもよく聞きますね。というか悲愴とめちゃくちゃ似ていますね。

ですが、こちらの方がやはり希望を感じさせられるなーとあらためて思いました。

それぞれの楽曲を活かしたミュージカルは最高でした。

個人的No1は成瀬順が体育館に「Around the world」で入ってくるところですね。

母親の横を通り過ぎた時は母親のやりきれない気持ちに共感しもうボロ泣きでした。

最初に「青春群像劇」と言いましたが、「ここさけ」は家族をテーマにしたところがあったのではないかと思っています。

「母親しか居ない成瀬順」と「両親がいない坂上拓実」。母親はいるがどうもうまくいかない成瀬順を両親はいないが音楽を受け継がれた坂上拓実が引っ張るという構図は何か感じさせられました。

そして最後の「悲愴」と「Over The Rainbow」のマッシュアップは良かったですね!

最初にピアノで鳴らしたときはもうドキッとしましたよ。あの時の坂上くんはけもフレのかばんちゃん並の叡智を発揮していました。

ただ、惜しむらくはミュージカルで2人同時に歌われるとあんまり曲がわからないということ…たまに聞き分けられたときは「おお!」となったんですけどね。

これをしっかり聞くためにはオリジナルサウンドトラックを買うしかないというのがニクいところよ…(笑)

「心が叫びたがってるんだ。」オリジナルサウンドトラック

「心が叫びたがってるんだ。」オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: サントラ,コトリンゴ,仁藤菜月(雨宮天),相沢基紀(大山鎬則),成瀬順(水瀬いのり),坂上拓実(内山昴輝),清浦夏実,ミト,横山克,岡田麿里,岩木寿則(古川慎)
  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2015/09/16
  • メディア: CD
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実写映画では個別のキャラがさらに掘り下げられているらしい

「青春群像劇」であり「家族の物語」である「心が叫びたがってるんだ。」ですが、やはり映画という枠の都合上伝えきれなかったことが多かったようです。

監督が実写映画のインタビューでこう言っています。

「正直なところ完成後にこうした方がよかったなという点はいくつかあった」とアニメ版での反省点を挙げながら、「例えば、順とおかあさんの関係であったり、野球部で挫折した大樹がそれをどう乗り越えていくのかというところだったり、熊澤監督、脚本のまなべゆきこさん、日高プロデューサーといった第三者の目を通して整理いただき、より掘り下げられている部分はあると思います」

引用:実写版「ここさけ」キャスティングの理由、アニメ版との変更点 – シネマトゥデイ

確かに母親や野球部の関係は足りなかったのかもしれません。

これが補完されるということであれば、実写も期待できるのではないでしょうか。

時間があれば見に行きたいと思います!

まだアニメ版を観ていない方は以下の方法で見ることができます。

  • 7/29の土曜プレミアム
  • 各種ネット配信(U-NEXTやDアニメ)
  • DVDやBlu-ray

もし見逃してしまったら、ネット配信がおすすめです。

ですが、見逃さないようにしっかり待機しておきましょう(笑)

心が叫びたがってるんだ。 [Blu-ray]

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